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一般診療について

ノミ・ダニ予防

ノミ予防について

ノミはわんちゃん、ネコちゃんだけでなく、人にも感染し、痒みの原因となります。しっかり予防をしてあげましょう。

感染率

犬では日本全国(北海道~鹿児島)においてノミ抗原が陽性のものが約50%であったとの報告があり、犬の半数はノミに刺されたことがあると考えられます。猫、とくに地域猫の保有率は90%ともいわれています。また野生動物もかなりの保有率と考えられています。また、ノミのなかでもネコノミ(猫のノミの95%、犬のノミの80%)がもっとも優位です。

ノミの被害

ノミアレルギー アレルギー体質のワンちゃん、ネコちゃんはノミに対してもアレルギーを生じることがあります。
ノミの唾液の成分:ハプテンに対する反応が生じます。
一匹しか感染していなかったとしても、全身の強いかゆみを引き起こすことがあります。
瓜実条虫 瓜実条虫というお腹に寄生する寄生虫を伝播します。大量に感染することで、食欲不振、軟便や下痢といった症状が現れます。
ヒトノミ刺症 ネコノミはヒトのノミ刺症の主な原因です。イヌやネコにノミがいる場合、ヒトにも被害がいってしまいます。

マダニ予防について

マダニは、SFTSやバベシアといった、ヒトもイヌも命に係わる怖い病気を伝染させる可能性がある寄生虫です。しっかり予防をしてあげることで、ワンちゃんがマダニを家庭に持ち込むのを防ぎ、感染するのも防ぐことができますので、予防がとても重要となります。

マダニによるイヌの被害

バベシア症 マダニを媒介にし、バベシア原虫が原因で起こります。バベシア原虫が犬の赤血球に寄生し、赤血球を破壊するので重度の貧血になります。発熱や黄疸、尿が褐色になり、無処置の場合、死に至ることもあります。体内のバベシア原虫を飲み薬で駆除しますが、完治は難しく、生涯にわたり治療が必要となります。
マダニの寄生時期: 春~秋ですが、犬舎や家で越冬し、その場合冬寄生します。動物がマダニを家に持ち込ませないのが重要です。

マダニによるヒトの被害

重症熱性血小板減少症候群(SFTS) 2011年に特定された新しい伝染病です
   原因: SFTSウイルス。
   感染動物: 人。また、犬、牛、羊、山羊、豚、鶏、ハリネズミからSFTSウイルスの抗体が検出されているので、動物にも感染すると考えられています。
   感染: マダニが媒介。マダニに刺されることで感染します。血液による、ヒトからヒトへの感染の可能性はありますが、不明です。
   症状: 発熱、食欲不振、疲労、悪心、腹痛、嘔吐、下痢、倦怠等。
   治療: ワクチン、抗ウイルス薬はなく、対症療法が基本となります。

他にもマダニはヒトの感染症であるマダニ介在性脳炎、日本紅斑熱、Q熱、ライム病などの原因となるウイルス、リケッチア、細菌を伝播します。

ノミ・ダニの予防薬

ノミダニの予防薬は月に一回の背中にたらすタイプのお薬が3種類、飲むタイプのお薬をご用意しております。それぞれメリット、デメリットがありますので、ご相談ください。

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